とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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鼻をぶつける
[日常] お仕事でギロッポンのテーリョー(料亭)に行った。
事前に一緒に行く知人と「どうやら今日はギロッポンのテーリョーに呼ばれている」ということですっかり舞上がってしまい、携帯のぐるなびで値段をチェックしたりして、「す、すごい、予算7000円以上って書いてあるよ!」「ええー!!3000円じゃなくて?」とまるで中学生のようにはしゃいでいたのだが。
カッコーン・・・(ししおどし)
宴もたけなわ。テンション冷めやらず、ぼくがトイレから帰ってきて部屋の奥を見ると、きれいに飾られた高級クッションがデカいわらび餅に見えたので、別に大して面白いことでもないのに、「見て、これ、すごいでかいわら・・・」といいかけた瞬間、天井から出ているハリに鼻を思いきりゴーーン!とぶつけてしまった。
あ・・・鼻が・・・鼻が・・・!!
恥ずかしいやら痛いやらで、経緯を説明。「・・・いやー、わらび餅の神様に怒られちゃいましたよ」と言った瞬間、今度は知人の飲んでいた味噌汁がぐぼっと鼻腔に入ってしまい、二人して鼻を抱えてうずくまる結果に。
「すみません、鼻に・・・!!鼻に!!」
「鼻が・・・!!鼻が・・・!!」
わらび餅の神様に鼻をやられるぼくと知人。先方には何だろうと思われたに違いない。ずきずき痛む鼻を押さえながら、最初で最後の料亭なのかと店をあとにした。
春の夜風が、ぼくの頬を優しくなでた。
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日常 日時: 2008年03月12日 10:45 |
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