とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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のらりくらり
小学生のとき、書初めで「のらりくらり」と書いて怒られた。
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[会社] お正月気分も抜けないまま、頭ボサボサで這いつくばって会社に行った。
メールチェックして気づいたのだが、今までぼくの斜め向かいに座っていた入社一年目の 後輩が、いつの間にか年内で退職していた。
そういえば昨年は20日から出社していなかったので、彼はその後10日以内に会社を去った ことになる。ほとんど喋ったことの無い子だったが、見るからに真面目そうで、「はい、 はい」という返事しか耳にしない感じだった。
思えば、何をするにも上司(この人はこの人で問題が大アリなのだが)にネチネチ言われて いたので、精神的にも参っていたのだと思う。それでも「はい、はい」と返事する彼しか 知らなかった。たぶん、最後までハキハキ返事をしながら辞めていったのだと思う。
これって、真面目がいいとは限らない良い例だと思う。肝心なときに本音を言わず爆弾を 抱え込むのも、真面目の持つ側面だからだ。そこに来てぼくはどうだ。のらりくらりだ。
これはこれでまずいです。
彼の場合は、会社の文句ひとつ言わず「消防士になる」という理由を残していったらしい。 嘘じゃないとは思うが、ああ、そうですか、と鵜呑みにする会社は問題だろう。
いや、ぼくの時ぐらいまでは鵜呑みでお願いします。
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会社 日時: 2008年01月04日 23:00 |
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