とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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[日常] 大阪にいます。
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よく駅前とかで、震災でどうにかなったワンちゃん猫ちゃんを助けるための募金のどうのこうの、という活動をやっている人たちがいるのだけど。
どうも、ワンちゃんや猫ちゃんを救うために、というのがすごくざっくりしてるなあといつも思うんですね。アフリカの子供を救うとかもそうなんだけど、救う対象が記号化してるというか。
うまく言えないんだけど、たとえば心臓の病気を患っている○○ちゃんを救うというのはまだ、対象の顔が見えるし、救う意味も見えてくるのだけど、ざっくりとワンちゃんと猫ちゃんを救うと言われても、「中には、かわいくねえ犬もいるだろうしなぁ」と思ってしまうのです。中には多摩川の河川敷で仲間をボコボコにするような悪い犬もいるかもしれないし……。
基本的に、人は上からものを見るとき、対象を記号化してまとめて可愛がったり、嫌ったりしているような気がしますよ。
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日常 日時: 2015年03月08日 16:52 |
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