伝え方と人格
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[日常] 公演の本番があるので、今は高円寺に通う日々です。

電車に「伝え方が9割」という本の広告が貼られていて、要するに同じことでもネガティブに言うのとポジティブに言うのでは与える印象が違うという意味なんだけども、なかなか納得のいかない事例も載っている。

最近、モスやCoCo壱でも耳にするようになった「では、できたてをお持ちしますのでお待ちください」みたいなことを言われるやつとかね。最初の頃はふつうに「何余計なこと言ってんだ、早く持ってきてくれ」と思いましたね。余計なこと言い始めたら「戦略だ」と気づくし、かえって嫌らしいなと思ってしまうわけです。以下は文例です。

■イエスに変える切り口1.「相手の好きなこと」

×「デートしてください」
○「驚くほど旨いパスタどう?」

×「後方のお客様、前のお客様が出られるまで、お席でお待ちください」
○「後方のお客様、お時間がかかってしまうので、ごゆっくり、お支度ください」

×「無駄な電気を消してください」
○「電気を消せば、星が見えるよ」

驚くほど旨いパスタどう? ってちょっと人格が変わっちゃっているし、「デートしてください」のほうがいいのでは・・・・・・とすら。伝え方で印象が変わるというのは「真」だと思うけれども、あくまで「印象」の域を出ない。

結果まで動かそうとするから、余計なことを言ったり、変な言い回しになってくる。当たり前だけど加減が重要なんですな。

×「どうかお芝居を観に来てください」
○「舞台っていうのは生ものだからね。客席も作品の一部なんだよ」

どうも人格が変わるなあ。お前誰なんだっていう。


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7日(水)より「砂漠の町のレイルボーイズ」という演目が始まっています。



是非、異国の駅へ遊びに来て下さい。二日目の模様→→【制作ブログ】

ぴあ・ローソンチケットの受付が終わった回も、「直前予約」というものを劇団HPで受け付けています。これは前売り料金で予約して、当日受付でお支払いいただくパターンの券種です。どうぞよろしくお願いします。


日常 日時: 2013年08月09日 13:56 | 

とくおNOW

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