方法の模索
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[日常] 「近未来パーク」という芝居の稽古も始まり、本も書いている。

仕事で書かせてもらう脚本と、劇団で書く脚本は作り方が違う。延々と無関係な絵を描いたり、登場人物の髪型とか、舞台装置の細部から書き始めて、最終的にどういう結末に向かうか分からないまま連載小説的に作っていくのが劇団のやりかた。

ひたすらオーダーに合うパズルのピースを並べ替え、最初に精緻なプロットを書いて、パソコンに向かったらひたすら納期を目指して仕上げていくのが外注の場合。

前者は前者で結末のほうになるとどう終わったらいいか分からなくて気が狂いそうになるし、後者は後者でいつまでもプログラムエラーが直らないSEみたいな気持ちになって死にたくなるので、どっちのやり方が好きとかではないのだけど。



一度、両方のやり方をブレンドして納期には間に合わないわ、結末は分かんないわで、全部放り出してブラジルに逃げたくなったことがある。

なんとかうまい方法はないかと、あれこれ模索で人生が終わっていく人もかなりいるんじゃないでしょうか。

2/24から先行発売が始まりますので、是非。


日常 日時: 2013年02月20日 23:36 | 

とくおNOW

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