とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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シフォンケーキを売る方法
[日常] インターフォンがよく鳴る家だ。
自宅で仕事をしていると集中を削がれるほどやってくる。新聞の勧誘、宗教の勧誘、インターネット関連の営業、保険の営業、牛乳屋の営業、ウォーターサーバーの営業、宅配便・・・・・・ありとあらゆる業界の人が次から次にやってくる。
玄関の門に「この家イケるよ!」とでも書いてあるのかと思うほどだ。
そして今日は、ドアを開けると一人の女性が立っていて「すぐ帰りますから!」と言ったあとにメニュー表のようなものを手渡して「手作りのシフォンケーキを買ってください」と言ってきた。
僕はいらないので買わなかったが、他の家でも「あー、ちょうどシフォンケーキ欲しかったなあ」と言う人はほとんどいないだろう。ニーズがあるかどうか分からないところを練り歩くのはやはり効率も悪いし、断られ続けるのもつらかろうと思う。
何より、いきなりの手作りケーキは怖いというのもある。
同じ訪問販売でも、例えば謎のシフォンケーキ漫画が毎日ポストに投げ込まれて、それを読んでだんだん食べたくなってきた頃に「あの漫画のシフォンケーキなんですが・・・・・・」とかいう人が現れたら買ってしまうかもしれない。
シフォンケーキ漫画ってなんだよって感じだけど。
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日常 日時: 2013年02月03日 23:32 |
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