とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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バットじゃなくても一流
[日常] 実家にいる犬は、いつも電話になると激しくほえる。
先日、実家にお客さんが来るとのことで、犬が激しくほえないように猿ぐつわ的なものを実験的に導入したらしいのだが、その効果があるかどうか事前に確かめてみるべく、母親が僕に電話をかけてきたのだった。
「というわけで、今試しに噛ませてみてるんやけどねえ」と母親の言う受話器の向こうで、犬はものすごい勢いでほえていた。
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先日見たNHKのドキュメンタリーでイチローの特集をやっていた。
ニューヨークの街並みが見える高層マンションの一室でバットを振るイチローを見て、棒一本でここまで来るか、と思うとかなりシュールな絵やなあと思ったのでした。
この世界にたまたま野球というものがあるから、イチローはバットを武器に一流になっているわけだけど、じゃあ野球がなかったらイチローは普通の人になっているかというと、そうじゃないような気もして。
おそらく野球のない世界でも手に持っている道具が変わっているだけで、同じようにニューヨークで成功しているのではないだろうか(バットが筆になっているとか、ゴルフクラブになっているとか)。
そんなパラレルワールドを想像していた正月でありました。
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日常 日時: 2013年01月04日 23:44 |
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