とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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破られるルールは、ルールが悪い
[日常] 関東地方の夕方のニュースで。
よく見かけるのは「立ち入り禁止」とか「バーベキュー禁止」など、街中で禁止されているルールを破る一般人を直撃レポートして、最終的に「市民のモラルが問われています!」というような感じで締めくくるもの。あれすごく、くだらないと思う。
たいてい記者が「ここ、釣りは禁止なんですが、知ってました?」と直撃して、「あ~そうなんすか?」と不機嫌になる一般人という構図を見せるのだが、ぼくはどうしても一般人の方に肩入れしてしまう。そりゃ、記者なんかに言われても鬱陶しいだけだろう。
一般人は記者の正義感ぶった感じにイライラしてるのに、その反応を強調して、「このように身勝手でモラルの無い人」という風に仕立て上げている。
簡単に破られるルールというのは、ルールの方に問題がある場合も多い。もちろん、中には他人の迷惑を考えない悪質な人もいるけれど、それは記者なんかがいちいち直撃しないで、黙って警察に通報すればよいだけのことである。必要なのは、伝わらないルールの見直しだ。
こういった夕方のニュースの手抜き具合には辟易しているのだけれど、まあ、関西は関西で奈良の遺跡のニュースしかやってないし、この手のニュースが流れるということは日本が平和であることの象徴でもあるから、これはこれでいいのかもしれない。
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日常 日時: 2012年05月01日 23:38 |
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