桃太郎をパロって爆笑とろうや!
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[日常] 勢いのある人というか、端的に言うと声のデカい人が苦手だ。

学校でも会社でも、大して面白くもないのに(まあ、自分のことはさておき)、ノリが良くて声がデカいだけで意見が通ったり、支持を集めたりすることがあるだろう。ぼくはこれまでそういう人たちに押しつぶされて苦汁をなめてきた部類の人間だ。

高校時代、文化祭でやる舞台の演目を決めるときに頭の中が筋肉と性欲でパンパンになっている男たちが「桃太郎をパロって爆笑とろうや!」と言いだして、そうだそうだとその流れに決まりかけたことがあった。

先生に意見を振られてつい、「さすがに桃太郎は・・・」と言ったところ、主勢力の目の色が変わって「じゃあお前もこれよりおもろいアイデア出せや!」と迫られてしまった。

確かに意見を否定するなら代替案を出さないといけないのは分かるが、「お前の土俵で今、何を言っても面白いと思わないだろ」と思うと何も言えなかった。(後日、根回しをして違う演目をした)

これは仕事をやっていても感じることだが「面白い」というのは笑う人があって初めて成立するものだから、互いがその面白いことに歩み寄る姿勢と時間が必要だったりする。そして、それでも時には通じあえないコミュニティというのは存在するものだ。

その一つが前述の、借り物のギャグでしか盛り上げられないような「勢い、声デカ」グループである。彼らは圧倒的な自信とパワーを武器に、道があろうと無かろうとグイグイ突き進んでいくのが特徴だ。

ちなみにこのような記事を書いても誰も傷つくことはない。勢いだけで声のデカい人たちはこんなに長い文章は読まないし、読んでも決して自分のことだと気づくことはないからだ。


日常 日時: 2011年09月12日 23:43 | 

とくおNOW

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