とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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これでいいや、と注文するおっさん
[日常] たまに飲食店で横柄なおっさんを見かける。
ぼくも昔は飲食店でよく暴れたほうだが、ぼくの場合は別にお客様だから何やってもいいとか、店員さんに無条件に横柄な物言いをするとかいうことではなくて、「腹立つ人がたまたま飲食店にいた」からその人個人に文句を言っていただけである。
カップルの男が飲食店で横柄な態度を取ると彼女は幻滅する、とかいう話もぼくは十分に知っている。ぼくはそういう類の人間ではないのだ。焼肉屋の店員に「こんな店つぶれてしまえばいい」と言い放って帰ったのは僕が悪かった。四年越しに謝罪しよう。店はもう潰れているが。
さて横柄なおっさんの話に戻るが、おっさんはメニューをよく見ないで適当に「これでいいや」という言い方で注文したりする。その横柄な言い方がいつも気になるのである。
当然、店員としては「これでいいや」の先に大盛りがサービスだったり、辛さに段階があったり、サラダだったらドレッシングを選ぶとか、ヒアリングしたいことがいくつかあるものだが、「うん、それでいい、うん、それでいいってば」みたいな感じで早く終わらせようとする。
それを隣で聞く度に「いや、お前の食事だろうが!!」と憤りそうになるのである。
先日行った店ではおそらくおっさんがメニューで指したのはトンカツなのだが、手仕込みのトンカツか、普通のトンカツか、どちらにするかと言われて「これでいいや」と指した絵がまた別の物だったらしく、「お客様、これはメンチカツでございます」と言われていた。
おっさんはそれでも面倒なのか「それでいいや」と言って、トンカツを食べたかったはずのそのおっさんはメンチカツを食べるハメになっていた。メニューをちゃんと理解できないくせに、プライドだけは保とうとするから食べたいものすら食べられないのだ。
「それでいいや」ではなく「これをください」を教えたい。
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日常 日時: 2011年08月11日 23:31 |
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