とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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子役はつらいよ
[日常] 最近、子役がよくテレビのバラエティなどに出ているのを見かける。
大人の出演者からは常に「へえ~~、そんなことも知ってるの?」とか、「それはまだ分からないか?」などと必要以上に子供扱いされているのだが、そのリアクションがとても難しそうだなあと思った。
子供と言っても、彼らは大人が思っている以上に大人の会話を理解する力だとか、その場の空気などを読み取る力がある。しかしだからと言って、少しでも大人と同じように返してしまえば「生意気だ」「ませている」などという空気になって煙たがられてしまう。
ドラマでも無い場所で、台本無き「子供」を演じなければならないのだ。
番組を見ていると、子供店長の某氏なんかは我慢できずに明らかにムッとした表情なんかを見せたりするのだけど、それはまだ君、修行が足りないな、とおじさんは思う。どんなに子供扱いされても、そこは無垢な笑顔を見せて、子供の演技を切らしてはいけないのだ。
正しい答えをムキになって言うことが、一周回って子供なのである。
いい子役とは大人顔負けの振るまいができるということではなく、究極の子供を演じられることなのだから、大人しかいないバラエティ番組の土俵に上がるのは、最初から負け試合に挑むようなものだと思う。
賢い選択は、そのようなところに出ないことでありましょう。
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日常 日時: 2011年08月01日 23:53 |
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