とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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八百長ホットライン!
[日常] 各部屋にiPadを支給。八百長「ホットライン」が開設。
相撲協会としてはあくまで「八百長は一部の者がやっていた「悪」なので排除します」という姿勢を貫くことにしているようだが、それではこの問題を切り抜けるのは困難だと思う。嘘をつき続けるのはしんどいし、八百長を排除することが今後の相撲を面白くするとは限らないからだ。
もはや、八百長は今までの長い歴史の相撲を支えた一部でした、と言ったらいいのではないだろうか。実際、本気もあれば演出(やらせ)もある、というスタンスでやってきたことは多くの識者の証言でも明らかになっているし、そのバランスが今まで相撲というものを支え、面白くしてきたのだろう。
問題の本質は八百長そのものではなく、世間に対してすべて本気です、と嘘をついてきたことだと思う。
そもそも相撲というのは、次の日の対戦相手がギリギリになるまで決まらない。それがもう僕からしたら半分やらせだ。平幕下位の力士でも、ずっと勝っていれば最後は横綱とか大関と組まされることになる。ちょっと面白くなるのだ。「え、全然平等じゃないやん!」と子供心に思っていた。逆にこういう演出がない限り、競技としての側面だけでは地味すぎて興行が成り立たないのだ。
本来、力士の味方になるはずの協会が「やりました?やったって書いたらクビにしますね」とかいうアンケートや、「誰か怪しい人いたら連絡ください!」というホットラインは、力士からすれば「何を世間におべっかしてんの」と呆れるしかないだろう。
八百長対策がもはや、八百長なのだから。
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日常 日時: 2011年02月18日 23:58 |
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