人類滅亡とジョン・タイターの話
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[日常] 2012年に人類が滅亡するとかしないとか。

マヤ文明の暦が2012年で終わってるというのが発端らしいが、その真偽はともかく、思えば1999年の頃は内心ビクビクしていたものだった。

僕は1999年に大学入学と同時に上京してきたのだが、ノストラダムスは小さい頃からずっとすり込まれてきたので、「まさかとは思うが、やっと手に入れた大学生活が3ヶ月で終わるなんて死んでも死にきれない」と本気で思ったものだった。

なのでまあ、いい大人になった今となっては、2012年に本当に人類が滅亡すると言われても、まあ、別にいいよってな心境だ。自分だけが死ぬのは怖いが、全員死ぬなら仕方あるまい。みんないないのに自分だけ生きていても、そっちの方が怖いだろう。

この予言に便乗した「2012」という映画があるそうだが(知らなかった)、トレイラーを見ると、いかにも欧米人が好きそうな、というか、懲りない作りになっているようだ。

・幸せな家族がいる
・予言に基づき、人類滅亡の危機にさらされる
・要人たちはノアの箱船的なもので逃げられるらしい
・ドンパチドンパチ
・バラバラになる家族
・地球最期の日、一人の男は家族を守れるか!?

「宇宙戦争」だったかの映画を観たときも思ったが、こういう宇宙規模、地球規模の内容でも映画にすると必ずといっていいほど、「とある家族」の物語になったりする。観客を感情移入させるためにどうしても一人の男とか家族に焦点をあてたくなるのだろうが、個人的には「もはやそんなことどうでもいいやん!」と思ってしまう。

全然関係ないけど、2036年から来たというジョン・タイターの話は結構好きだ。

この人が本物とか偽物とかはどうでもよくて、この「物語」と「リアル」の境目みたいな遊びはとても面白いなァと。まあ、本物だったら遊びじゃなくて本気なんでしょうが。

タイターも言っている、世界線は無数にあるという「エヴェレットの多世界解釈」は、以前に上演した「リアル・ラスベガス」という舞台にも似たような設定が出てくるので、もしよろしければDVDを買ってください。


日常 日時: 2010年11月02日 23:52 | 

とくおNOW

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