ボジョレーはまだか
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[日常] そろそろボジョレーの時期かなと思ったけど、解禁は11月だった。

我ながら6月に出てきちゃったセミみたいな時間感覚の無さだ。ボジョレーと言えば毎年「最高の出来!」でおなじみだけど、年ごとの評価をザッと並べたサイトを見かけたので引用してみる。

95年「ここ数年で一番出来が良い」
96年「10年に1度の逸品」
97年「1976年以来の品質」
98年「10年に1度の当たり年」
99年「品質は昨年より良い」
00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
01年「ここ10年で最高」
02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
04年「香りが強く中々の出来栄え」
05年「ここ数年で最高」
06年「昨年同様良い出来栄え」
07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」

01年から03年にかけては全盛期を過ぎたあたりのドラゴンボールを彷彿とさせる。実際のところ出来が 芳しくない年(00年、04年あたり)もあるようで、近年では自分たちの首を絞めることになりかねない「●●年に一度」という表現をやめて、幅をもたせた表現にシフトさせているところが興味深い。

04年は正直、相当まずかったんだと思う。「んーーー、出荷・・・する?」みたいな。

ここまで「10年に1度の出来」と言われると、どの年の人間が本当のことを言って、どの人間がウソを言っているのか、という日能研の問題を解いているような錯覚にさえ陥ってくる。いったいどの年が本当に美味しかったのか、みんなが正直者だとして表を作ってみた。(「1995年以来の出来」と言っている人は嘘つきだとして除外する)



表を見てお分かりの通り、10年に一度、や100年に一度と言っても不思議と整合性は保たれている。だって必ず前の年には最高記録を出しているのだから、何年振りと言おうが成立するのである。ただ、さすがに100年に1度は輝きすぎだ。考えた人は周りに怒られたと思う。やりすぎやろ!と。

まあ、これってそもそも違う人がコメントを出しているのだろうし、同時に飲み比べできない以上、07年以降のような絶対的なレビューを出していくしかないとは思う。今年のレビューが楽しみである。


日常 日時: 2010年09月16日 16:51 | 

とくおNOW

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