夜間診療
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[日常] 5月も終わろうとしてます。

土曜日の夜に、知人(スタッフ)の結婚披露パーティでコントをやるということになっていたので、金曜日土曜日の日中に稽古をすることにしたのだが、一人だけ土曜日の集合時間に来ないやつがいた。メンバーの一人に鈴木という人間がいるのだが、そいつだ。

彼には何十回コールしても出ないので、「まあ、寝てるな」「昨日送別会だったらしいしな」と他のメンバーが口々に想像しあう中、僕は「あいつボコボコになってるかもな」と予言した。

というのも、鈴木は以前にもバイト仲間と飲んだ翌日に時間になっても劇場入りをせず、ようやく現れたと思ったらボコボコに顔面を怪我しているというようなことがあった。それが一回や二回ではなく何度もあったのである。

最初の頃は、てっきりバイト仲間にリンチされていると思ったのだが、どうやら違うらしく、いつも記憶が無くなるとベルトをゆるめてズボンを下げたまま帰ろうとしてそのまま転倒してコンクリに額を打ち、膝を打ち、転げ回りながら警察にお世話になる、というパターンらしいのだ。(その間、一切の記憶はないので彼の想像だが)

今回も彼がようやく結婚式場に現れたとき、顔面がボコボコになっていた。

しかも額だけではなく後頭部にも血で染まった円形の傷跡があって、パッと見、冷凍ピザのサラミがくっついているのかと思った。出席者には絶え間なく「どうしたの?」「やばいんじゃない!?」と質問攻めにされる始末で、笑いも取れるはずがなく、結婚パーティの間は隅っこでジュースだけをちびちび飲んで過ごしていた。

だがその数時間後(夜中)、ぼくと彼が二人でラジオをやっているときに「気分が悪い・・・二日酔いにしては長い」とか、「質問していい?・・・今寒いよね。暖房付けたんだけど」と言い出したので、これはまずいと思い、数日前にアーノルド坊やが自宅で転倒して脳出血で死んだという話をした。

病院に行きたいと言うので、夜間診療の病院を調べてあげたのだが、なおも2キロ先の道のりを「歩こうかな」と言い出したので、ばかばかと言ってタクシーで行くことを説得した。実際はCTを取っても異常はなかったらしく、特に笑いもおきない結果になった。


特に笑いもおきない結果に。

とりあえず、彼にはバイト先で飲むのは辞めてもらいたい。と僕は思っている。


日常 日時: 2010年05月31日 00:31 | 

とくおNOW

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