痴漢の回避法に無理がある
TOPへ


小学生の時に「先生あのね」という書き出しで作文を書かねばならない時があった。

当時は「先生に対してタメ口をきくなんて・・・」と違和感があって、自分的には「先生、えーとですね」じゃなくていいのかなと思っていた。サラリーマンみたいな子だ。

昨日あったことや今日あったことを気軽にしたためるという点で言えば、この手の作文は今のブログに近い。作文をメールで提出する日も近いかもしれない。

先生あのね、ぼくは今日、意外という字を「以外」って書かないように気をつけてたら、以外でいいところを「意外」って書いてしまったよ。


-------------
[日常] 随分前に「痴漢に間違えられたときの回避法」みたいな記事を読んだ。

今となっては広く知られている通り、日本では痴漢で捕まった場合は99%が起訴され有罪になってしまう。この記事では、それを回避するためのいくつかの方策が書かれていたのだがどうもハードルが高く感じてしまって、今も気になっている。

1.「痴漢」と言われても落ち着いて否認する。
否認した後は、決して被害女性と駅員事務室に行ってはいけない。それはすなわち「私人逮捕」されたことになり、駅員は警察に通報してしまう。ここからは99%の道へまっしぐらとなる。

2.その場を立ち去ってもよい。
否認したら、その場を速やかに立ち去らなければならない。女性に腕を掴まれた場合でも、落ち着いてふりほどき、その場を立ち去るのである。

3.逃げるのではない、と説明する。
立ち去るのが困難な場合は、「逃げるのではない」と説明し、名刺や最悪、運転免許証などを渡して立ち去る。すると後日、警察から呼び出しに応じたとしても現行犯ではないので逮捕されない。とにかく現行犯逮捕を避けなければならないのである。

4.駅員に拘束力はない。
駅員に指示された場合も、無視して立ち去って良い。捕まえてきた場合は「暴行罪で訴える」と言って良い。

5.警察官が任意同行を求めても「帰る」の一点張りで良い。
パトカーに乗ってしまったら最後、知らないうちに起訴されて99%の道へ進むこととなる。「帰る」「行かない」の一点張りで、パトカーへの乗車を阻止しなければならない。

・・・とまあ、こんな感じで、確かに法律上の理論では分かるのだが、これを頭に入れてても実際はあっと言う間に女子高生に腕を掴まれて、駅員室に連れて行かれ、あうあう言ってるうちに檻の中に入れられるのがオチだろう。

なにより、逮捕を回避するために、「帰る!」「行かない!」「暴行罪だ!」など、思い切りやってしまったような匂いを出してしまうのはデメリットじゃないのだろうか。
「バカ野郎!」とか言われて普通に通報されそうだ。

逃げるのではない。と言っても、きびすを返したら間違いなく腕、掴まれるし。


日常 日時: 2009年10月08日 01:39 | 

とくおNOW

  • tC[摜