とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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タクシーにて
[日常] ぼくは、タクシーに乗るとよく声をかけられるタイプだ。
同時に、ぼくはそっとしておいて欲しいタイプなのだが、昨日も深夜にタクシーに乗ったらずっと話しかけられて疲れた。
「景気はどうですか?」とか「夜までお仕事ですか?」とか、向こうにとっても大して知りたい情報じゃないと思うのだが、ぼくにはボディブローのように効いてくる質問ばかりだった。景気も分からないし、仕事でもない。
「今は自営業みたいなものでして・・・」と答えると「へえ、従業員がいたりして?!」と転がすものだから「いや、個人商店みたいなものでして」とぎこちなく返答。
続けて、個人商店なんていつ潰れてもおかしくないですから、心が安まることなんてないですよ。なんて言っていたら、それ以降は運転手が何もしゃべらなくなった。
よく見たら個人タクシーだった。
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昨日、一緒に飲んだ人もタクシーではよく話しかけられるタイプだと言っていた。
その人はタクシーに乗ると、妻に逃げられただの娘がグレただの運転手の身の上話をとことん聞かされた挙げ句、屋台の前でタクシーが止まって「一緒にラーメン食いましょう」とか言われたりするらしく、ちょっと一般人とはランクが違う。
ゴルフの練習場行っても、じじいAとじじいBが交互にレッスンしてくるらしく、じじいAの言うことに従えば、別の日、じじいBに「またフォームが戻ってる」と言われ、逆もしかりみたいな、フォームの堂々巡りになるのだとか。
声をかけやすい、と取っつきにくい、の間で生きる技術を身につけたいものです。
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日常 日時: 2008年07月17日 10:59 |
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