とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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新築の味
[日常] 先日、居酒屋で「この漬物、新築の畳の味がするね!」と言ったのだが、誰も理解してくれなかった。
そんなに難しい話じゃないと思うのだが、たいてい断固否定されて終わる。
ぼくはこれまでもよく「新築の味」とか「ボンドの味」とかいう表現をしてきたのだが、其のたびに「はあ?」とか「畳を食べたことあんのかよ(笑)」と失笑されて共感されることはなかった。ぼくもそれ以上何も返さず、家に帰って枕を濡らしてばかりいたのだ。
もちろん、僕だって過去に畳やボンドを食した経験はない。ただ最近分かったのは、食物を口にするときには必ず"香り"が鼻腔内部を通るわけで(これを内的な香りと定義しておこう)、ぼくはその内的な香りも「味」の一部として認識していたのである。
つまり漬物を食べて、鼻に抜けた感じが畳の匂いに似ている場合は、畳の味なのだ。
これでも多分あんまり伝わらないかと思うが、それでいい。数で言ったら奇病みたいなものだと思う。ただ、そういう人のために当ホームページにはContact Usは開かれているし、いつでも飛び込んできてほしい。
ぼくはいつでも君たちのシンパシーを待っているよ。
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日常 日時: 2008年02月07日 03:23 |
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