とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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恩着せがましい研修
「ユカさんに早く連絡を取ってあげてください!」という類の迷惑メールがある。
なんだろう、この第三者の登場は意味があるのだろうか。読めば、「私にできることがあったらどんな事でもしますからユカさんと会って下さい!」とまで。
君はいったい、ユカのなんなんだ。君の方が気になる。
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[思い出] 学生時代にバイトをいくつかしたけれど。
店長やら塾長の中には、研修期間中に「お前はいいよなぁ、研修で教えてもらっている身分で、給料がもらえるんだからさ」と言う人がいた。かなりいたと思う。そういう研修を受けたんじゃないかというぐらい、たくさんいた。
「お金もらって学んでるんだから、しっかり頑張れよ!」とも。
その時は「ハァ・・・」と応えるしかなく、いまいち納得いかないまま社会人になったのだが、会社に入っても最初の研修期間中に同じようなことを言っている講師がいて、その時にはっきり思ったのだ。
やっぱりこの発想、おかしい。
別にこっちは英会話を習ったりゴスペルを習ったりしているわけではない。むしろ、会社側が社員(バイト)に「身につけて頂きたい」スキルを「学んでもらう」機会であって、どう考えても会社の要求である。
バター・レタス・トマト・ハモンセラーノの順番など、他にどこで役立つのだ。
おそらく、筋肉の発想としては「その期間に利益を生んでないのに、給料がもらえるなんてよー!」ということなんだと思うが、君はその瞬間でしかものを見ていないのかと言いたくなる。これから生み出す利益のために、給料を前払いしているだけだろう。
怒りにまかせて、かわいいバイトをしていたことを告白してしまった。パン屋だ。
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思い出 日時: 2008年01月08日 22:29 |
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