夏と言えば海で、海と言えばマッコウクジラです。
前にNHKの番組で見たのですが、マッコウクジラはエサを獲るために、最大で3000メートルの深さまで潜るらしいです。(海女さんは30メートル。)
海面で空気を吸って、潜って、エサ食べて、海面に上がる、というのを1時間サイクルで繰り返すとのこと。

潜る姿はこんな感じです。ほとんど鉛直です。
何でそんなにスマートに潜ったり、逆に浮かんだりできるのか、不思議に思ってました。
マッコウクジラの密度は海水より大きいのか小さいのか。
そこでWikipediaで自由研究です。
マッコウクジラ-Wikipedia
ありました。
説でしかありませんが、「鯨蝋」という節に書いてあります。
鯨蝋とは頭部から採取される白濁色の物質(脳油)の別名である。(中略)鯨蝋(脳油)は、マッコウクジラの体温下では液状であるが、約25℃で凝固する事が知られている。鯨類学者クラークはこの性質に着目し、潜水の際には鼻から海水を吸い込み冷やすことで脳油を固化させ比重を高め、浮上の際には海水を吐き出し血液を流し温めることで液化させ比重を小さくすることで急速な潜水および浮上を可能にしているという説を唱えている。
すごい原理なんですね。
どういう進化でこんな便利な体になったんでしょう。
人間の技術にも応用できそうです。
Wikipediaには、「マッコウ」の語源や、マッコウクジラと日本の開国との関わりなども書いてあって、思わぬ収穫がありました。
(制作・菊池)
日々
日時: 2006年07月11日 15:23
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