とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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カレー
[日常] 和歌山カレー事件のドキュメンタリー映画「マミー」を見てきた。
昔からこの事件には関心があって色々調べたりしていたこともあって、知っている内容ばかりで新しい視点や情報はほとんどなかった。
冤罪が疑われる事件は、直接事件と関係なくとも被疑者の背後に限りなく怪しい事情が隠れていることが多く、それが捜査や裁判での心証を悪くするらしい。
カレー事件の場合は、保険金詐欺事件である。つまり、ヒ素を使って保険金詐欺をやるようなヤツなら、カレーにもヒ素を入れているに違いない、という印象でストーリーと証拠が集められ、死刑にまでなってしまう。
証拠の面では冤罪の可能性が疑われる要素もたくさんあるのだが、やはり映画を見ても人物の印象はやっぱり悪く見えてしまう。「あの人が犯人じゃなかったら、じゃあ他に誰が?(いないだろう!)」という市民感情は、本来は理に適っていないのに、有罪を後押ししてしまっている。
人の印象というのはとても大事だし、時に真実を覆い隠したりもする危ういものだ。
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日常 日時: 2024年08月08日 19:52 |
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