とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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研ぎ澄まされた感覚
[日常] 大阪東京行ったり来たり。
東京ではバスに乗ってもPASMOで小銭や整理券を入れる機会がなくなったのだけど、田舎では今も整理券+小銭を箱に放り込むという旧式のスタイルで利用しています。あれは利用者にとっても運転手にとっても不便なシステムです。
なにより今回改めて思ったのは、あの整理券(紙)と小銭(銅とか)という素材感のまったく違うものを一つの機械に放り込むという動作に違和感といいますか、妙な食い合わせが悪さというか、雑多感を感じます。ほんとに識別できてんのかっていう。箱を開けたらゴミ箱みたいになってないでしょうか。
運転手さんも、客が投げ入れる様子をじっと見ていますけど、あれって実際のところ、瞬時に整理券の番号とそれに対応する金額を、あのジャラジャラっと放り込む一瞬で識別してるってことなんでしょうか。そうだとしたらすごい技能です。
昔、シティハンターで、冴羽リョウと誰かが「感覚対決」みたいなことをやってて、喫茶店かどこかで、床に落とした複数のコインの音だけを聞いて、互いに合計金額を当てるみたいなことをやるシーンがあったのだけど、冴羽と敵の言うコインの金額が違うんですね。それで結果は冴羽の勝ち。敵は「バカなっ!?」となるんですが、それは一枚だけ床に跳ね返った後、靴の上に乗ったコインがあったからそこを冴羽は聞き分けた、みたいなオチでした。
バスに乗るとそのエピソードを必ず思い出すのです。
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日常 日時: 2014年07月17日 12:50 |
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