とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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オートメーション中華料理店
[日常] 近所の中華料理店のこと。
店内は小汚く、どこにでもあるような安い華料理店なのだが、最近ムダに機械化を進めていて気になっている。まずは入口の券売機で食券を買うと、何を買ったかというデータが即座に厨房に飛んでいるらしく、買った食券を店員に渡す必要がなくなった。
しかし多くの客は、食券が出てきたら店員に渡そうとするので、その度に「いや、食券はもらわなくていいんです」というやりとりをしている。そして、食券はいらないと言ってる割には、作ったものをどの席に運ぶかは、食券の番号を見ないと分からないらしく、いつも定食をもってウロウロしている。
だったら普通に食券を受け取った方がコストは低いではないかと。
今日は厨房の中を覗いていたのだが、よく見ると「米をどんぶりに盛る機械」が導入されていて、ボタンを押すと「ウイーーーン」と5秒ほど唸った後に、しばしの沈黙があって不安になった頃、ボフッボゴンッと機械からどんぶりに米が盛られるというものだった。
これは時間が掛かる上に、盛られたご飯は「さとうのごはん」をひっくり返したような、長方形のまま出てきてしまうため、店員が毎回わざわざしゃもじで整えなおしていた。
だったら最初からしゃもじで盛った方がコストが低いのではないかと。
松屋の味噌汁ディスペンサー同様、何か業者の売り込みに負けてしまった感のある中華料理店。そのコストは回収するどころか、どんどん膨れあがってきている。
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日常 日時: 2012年02月01日 23:29 |
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