目指せ!動員1,000人【02】 ドキュメンタリー「若者の孤独」
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ダイレクトメール、もうすぐ発送です。


これまでとくお組の公演を観に来て頂いたお客様宛てに
毎回ダイレクトメールを送付しています。
その際、ただご案内状をおくるだけでは芸がないので、
「とくお組通信」なる新聞をイメージした読み物を同封しています。

※第10回記念公演の際の通信。


こちらはとくお組の近況や役者陣による連載などを
敢えてわら半紙に印刷し、「号外」のような雰囲気を出すようにしています。
今回で8号目を数えるとくお組通信も、先日無事校了し、あとは印刷を待つばかり・・・
そんな土曜日の昼下がり、のんきにお茶をしていると
印刷担当の制作スタッフ・山腰(20)から電話が。


堀田「はいはい?」
山腰「すみません、通信、普通の紙に印刷していいですか?」


堀田「え、なんで?」
山腰「わら半紙が詰まって全然ダメなんですよ。もう心折れました」
堀田「んーいやー、そこはアレだな、わら半紙がいいな。こだわりだから。」
山腰「・・・・」
堀田「・・・・もしもし?」
山腰「・・・・わかりました(ツーツー)」


うーん、大丈夫でしょうか。
電話を切った後も、しばらく山腰の声が頭をよぎります。
「もう心折れました」「もう心折れました」「もう何もかも嫌になったんですよ」


山腰!!!!


ということで急いで母校である慶応大学の日吉キャンパスへ。
山腰が危ない。
急いで銀杏並木を駆け上がり、印刷室のドアを開けると…



いました。
二台の印刷機の前で呆然と立ち尽くす山腰。
無事でよかった。
ホッと安心したのも束の間、ふと横を見ると…



「うお!」
なんとそこにはゴミ箱いっぱいのとくお組通信が!
聞けば、わら半紙が軽い素材のためか
10枚に1回くらいの高確率で紙詰まりを起こすのだとか。
確かに1,000枚以上かつ両面印刷を考えると、とんでもない時間がかかります。



山腰「堀田さん、やっぱり普通の紙で」
堀田「まぁまぁまぁ、な。」
山腰「いや、このペースでやってたら」
堀田「まぁまぁ山ピー(←あだ名)、差し入れ買って来たよ」


もうこうなればモノで釣るしかありません。ところが
「あーコーラは買ってきてましたね…」

※切り札の差し入れも被ってしまう堀田。


もうこうなれば最後まで手伝うしかありません。
二人三脚で紙詰まりとの戦いが始まりました。
 
※キャノン砲のような構造の印刷機。


ところが開始から数時間後、
手で補佐しながら印刷すると紙詰まりを起こさないという技を発見!

※こうやって一枚一枚丁寧に送ります。



流れが来ました。
この革命的な発見により、成功率は99.9%にまで向上!
一気に印刷が進みます。
そして…



「できたーーーーーー!」
驚異的なスピードで通信の印刷が完了!!
見てください、この笑顔。
今日もまた一人の若者が救われました。
この技の名を「YAMAKOSHI」と名づけましょう。


そんな必死の思いで刷ったとくお組通信。
みなさんのところにもうすぐ届きますので、どうぞお楽しみに。


(制作・堀田)

12_エヌ氏の晩餐会 日時: 2008年08月17日 03:18 | 

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