稲葉 佳那子

稲葉 佳那子(いなば かなこ)

■1986年 東京都生まれ
■慶應義塾大学文学部卒。在学中は鈴木、篠崎、柴田、堀田の後輩にあたる創像工房in front of.に所属。
(※在学中、すでにとくお組メンバーは卒業)
■2012年、文学座附属演劇研究所研修科卒。
主な出演作にガレキの太鼓「独走」、ペピン結構設計「マルチメディア」など。

2012年10月には乞局「傘月」に出演予定。


とくお組の本公演では、7年振りに女優を迎えます。
というわけで、今回初めて参加していただく稲葉さんに、インタビューしました。

稽古に入ってから初めてちゃんとまともに話しました。

徳尾さんとの初対面は、少し前の富士急ハイランドの宣伝映像の撮影でした
一夜をともにしたというか(笑)徳尾さんはその脚本演出監督で、とくお組の皆でご飯食べたりして楽しかったです。

※絶叫戦隊ハイランダ-  http://www.youtube.com/watch?v=dJidFbosWvI&feature=relmfu

そうしたらその後、鈴木さんからこの公演へのお誘いの連絡がきました。
私の連絡先を知っていたのが鈴木さんだけだったんですね。それで鈴木さんを一度仲介にして、徳尾さんからメールをいただきました。「常夏の星という作品をやるにあたって女性がどうしても必要で、とくお組のメンツと波長が合ってうまくやれるのは稲葉さんしかいないと思うので」と言われて私も断る理由がないので、はい、やりますと。あ、やりとりは全部メールです(笑)

富士急行の撮影の時は徳尾さんとはあまり話さなかったので、稽古に入ってから初めてちゃんとまともに話しました。徳尾さんは・・・今のところ、優しい人です。でもこの間ちょっとまじめに、私のどういうところが面白いのか、という話をしてくれて、ああ、波長が合うってだけで選んだんじゃなくてちゃんと評価して選んでくれたんだな、と思いました。


とくお組の人たちはすごい仲いいな、と思います。

とくお組は以前から見てました。一番好きだったのはTOWER OF LOVEですね。なんかすごく面白かったです。皆さんスーツでかっこよかったし、バーだけのとても狭い舞台だったのに色々なことが起きててそれが複雑なのに難解ではなくて、もうとにかく面白かったです。

稽古風景

見ただけじゃなくて、スタッフのお手伝いも何回かさせていただきました。最初は7年前のインドの力です。照明の手伝いでした。その後は制作の手伝いを何回かしました。役者の方と絡んだのはリキマルサンシャインが初めてですね。ただその時はエチュードだったので、公演をきちんとするのは今回が初めてです!

稽古をしていると、とくお組の人たちはすごい仲いいな、と思います。すごいいちゃついてるな、と(笑)だめかもしれないですけど雑談がすごく楽しいです。にぎやかでわきあいあいとした現場です。


アホっぽいところは似てるんですけど。

今度の役の稲井麻希は芸能人(五月雨)のマネージャーなんです。新卒なのですが、空気が読めないというか物怖じしないかんじで。海底に沈んでいるのに気にせずがしがし外に出ちゃうような、バイタリティのある人です。

私だったらそんなバイタリティはないので、実際海底に沈んだらもうすぐ死を考えちゃいます。そこであきらめますね。アホっぽいところは似てるんですけど。

アホっぽいところが



皆様へ。

今回は、いつも男ばかりのとくお組の中でやらせていただくにあたって、皆さんが今までとくお組に期待してきたことを邪魔にならないようにしたいなと思っています。ただ、今回は挑戦だと思うので、それがプラスなるようにはしたいです。 やっぱり女の子が入るとちょっとねー、とお客様をがっかりさせてしまわないようにがんばります!




脚本・演出 徳尾から稲葉さんへ
「この遺体を解剖してるような写真はなんですか(笑)」