[日常] ピザを注文したら、メニューがついてきた。
2700円のセットが2600円に!
該当セットを注文すると、ピザハットが国際機関に100円を寄付するというのだが、なんで100円引きになっているのかが分からない。
この通常2700円のセットを2600円で売ってしまったら、ピザハットはその売上げからさらに100円を寄付するわけだから、2500円の収入になってしまう。なぜぼくらにも100円寄付してしまったのだろうか。
企画を練っている段階で100円の動きが分からなくなったか、もともと何も考えていないかのどっちかだと思う。
これって有名なとんちクイズみたいだ。
A,B,Cの三人が一人1000円ずつ出し合って3000円の品物を買おうとしたら、店長が「あの三人は常連だから500円まけてやれ」と店員に指示した。店員は200円をネコババして300円を3人に返却。A,B,C,は一人900円ずつ出したことになるので、計2700円を支払ったわけだが、店員がネコババした200円を足しても2900円にしかならない。100円はどこへいったのだろうか。
今見ると、この3000円の商品っていうのはピザなんじゃないだろうか。
[日常] もう7年前になるが、就職活動をしていた頃のこと。
このコラムにも何度か書いたけど、会社の面接を受けたときに「これからの携帯にあったら便利だと思う機能は何?」というグループディスカッションがあった。
その時に「ひげそり」と答えて周囲の失笑を買い、以後そんな時代はまったく訪れなかった訳なのだが、そんなぼくにもついに明るいニュースが飛び込んできた。
でたーー。
「中国でひげそりケータイ登場」(産経ニュース)
ありそうでなかった、ユニークな機能を備えた携帯電話が中国で続々と登場している。そのうちの一つが、ひげそり機能付きの携帯「レザー(かみそり)フォーン」だ。本体の下側カバーを取れば電池式ひげそりが表れる。ひげの濃い男性が持ち歩くのにピッタリで、価格は450元(約6300円)とお手ごろ。使ってみるとひげそり音に少々悩まされるが、それでも、ひげをそりながら通話できるスグレモノ(?)だった。
理解者がいた。中国に。
ネーミングもレザーフォーンという、もっともらしい響き。日本では「かみそりフォーン」の方が一発ギャグみたいな感じでキャッチーかもしれない。
ただ、自分と同じような提案が7年越しに実現されたという喜びよりも、やはり日本では失笑されるのではないかという不安の方が大きい。
[日常] 一流とは。
タイガーウッズがプレーオフでライバルと優勝を競っているときに、相手のパットをどういう心理で見るかという話を聞いた。相手が外せば、自分が優勝という瞬間である。
そこでウッズは相手に対して「入れろ」と思うらしいのだ。
相手が入れたとしても自分がさらに上を行けば優勝できるわけで、自分が世界最高のプレーヤーであることを示すために、どうぞ最高のお膳立てをしてくれよ、というわけである。(実際は相手選手のパットは外れてしまったそうだ)
さすが一流の言うことは違うなあと思いかけたが、これ、実際に後ろからの「入れろ!」というプレッシャーがきつかったんじゃないだろうか。
仮にぼくがタイガーの相手だったとする。このパットを外せば負ける。絶対にタイガーに勝ちたい。集中だ・・・。よし、風もなくなった・・・。ちらりと後ろを振り向く。
「入れろ」
・・・なぜだ。なぜあいつは目を見開いているのか。なぜ、おれを応援しているのだ!!・・・見るな、頼むからそんな目で見るな、タイガー。
渦巻く動揺の波を抑えきれぬまま、悲劇のパッティング。
実際の試合、パットを外したライバルに対して、優勝が決まったウッズは大層悲しい目をしていたそうである。
だからそんな目で見るな、タイガー。
[日常] 昔から世界の国旗が好きだ。
国によっては文字や動物が書いてあって意味が分からないものも多いけど、そういうものをひっくるめたデザインセンスの差で結構楽しめたりする。今日は僕の気になる国旗についていくつか紹介していきたいと思う。
まず、ぼくが世界一のデザインセンスを感じるパキスタンの国旗。
いつ見てもかっこいい。
なんて書いてあるのか調べないと分からない国旗シリーズ。
サウジアラビア:「アラーのほかに神はなし。マホメットはアラーの預言者なり」
イラク:「アラーは偉大なり」。これはフセインの直筆をデザイン化したものらしい。
続いて、奇しくもかぶってしまったシリーズ。
インドネシア。
モナコ。
最後に、なんだか恐怖を感じる国旗シリーズ。
マケドニア:世界が終わった後の太陽みたい。
バルバドス:悪魔のフォーク。
アンゴラ:矛と歯車。戦いまっせ!みたいな印象が平和から遠く感じてしまう。
さすがにちょっと怖いのでこのアンゴラ、2003年に新しい国旗を提案されたようなのだが、いまだ国内で承認には至っていないという。
完全に、はなまるうどんである。
[日常] 久しぶりに書きます。
ここ数週間は、めまぐるしいのに特に新しいことは起こらないという不思議な日々でした。
今週の土曜日から
「漂流教室~大人たちの放課後~」
という舞台を吉本プリンスシアターで上演します。
随分前に「面白いから笑うのか、狂っているのか笑うのか。笑いと恐怖に包まれる新感覚ホラー&コメディ」という文言を提出したのですが、よく見たらこのコピー、同じ事を3回言ってることに気づいて愕然としました。
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そんな漂流教室を最初に読んだのは、小さい頃に家にあった小説版のほうで、漫画を読んだのは随分後になってからだった。
数年後、志望しない高校に入って腐りきっていたぼくに、担任の先生が「芝居でも書いてみれば」と声を掛けてくれたのがきっかけとなって、当時の文化祭で上演したのがまさに「漂流教室」をモチーフにした舞台だった。
モチーフというかオマージュというか、大きな声では言えないけど、まあ、当時の小学生が描く漫画が全部ドラゴンボールになってしまうぐらいのレベルで漂流教室だった。
それから15年も芝居をやるとは思わなかったし、再び漂流教室をやったり、本物の楳図さんに会えるとも思って無かった。担任が違ったり、他の高校に進んでいれば当然、違う未来になっていたに違いない。
アンジェラ・アキみたいに、15年前の自分に声を掛けるとすればなんだろう。
「君、それは著作権侵害だよ」ということか。